つぶれた魂に義足はつかない
『セント・オブ・ウーマン』という映画で、アル・パチーノ演じるスレード中佐がラストシーンでこんなセリフを言います。
わたしはここいる若者よりも、もっと若い連中を戦場でみてきた。
むかしは見える目があった。
ある者は腕をもぎとられ、ある者は足をふっとばされた。
でも、いちばん悲惨だったのは魂をつぶされたやつだ。
なくなった魂に義足はつかないんだ。
このあとに、こんな言葉がつづきます。
わたしも何度か人生の岐路に立った。
どちらが正しい道なのかはちゃんと判断できた。
でも、わたしは正しい道を選択しなかった。
それは、困難で、高潔さが必要で、なにより勇気がいる道だったからだ。